2022-05-24
不動産売却する上で大切になるのが、どのくらいで売りに出すのか決める価格設定です。
どんなに良い物件でも、相場とかけ離れてしまうとなかなか売れない物件になってしまいます。
そこで、査定方法の違いや自分で相場を調べる方法を知っておくと、価格の妥当性を判断できるようになります。
ここでは、2種類ある査定方法の違いや相場の調べ方、査定依頼時のポイントについて解説していきます。
東京、神奈川、埼玉、千葉の一都三県にて不動産売却をご検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。
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不動産売却において売却前に必ず必要なのが査定ですが、この査定には2種類の方法があります。
この違いを理解することで、適切な価格設定ができるようになりますので、解説していきます。
机上査定とは、物件の基本的なデータに加えて、周辺の販売事例や路線価などの数値を元に価格を算出する方法です。
机上査定の良い点は、直ぐに査定結果を知ることができる点です。
販売事例や路線価などの資料は不動産会社でも取得できるため、実際に物件を訪れなくても査定ができます。
ただし実際に物件を調査するわけではないため、周辺環境やリフォームなどの手を加えた状況などについては反映されません。
そのため、不動産売却を検討している段階で、とりあえずの価格を知りたいときにおすすめの査定方法です。
もう一つの査定方法が訪問査定です。
訪問査定は、机上査定で得たデータに加えて、実際に物件を調査して価格を算出します。
たとえば、日当たりや騒音、周辺環境、物件の状況など数値だけでは分からない現地の状態を反映できます。
そのため、より精度の高い価格を算出することができますので、机上査定価格より上がることもあれば、下がることもあります。
懸念点としては、現地訪問のための日程調整や価格の算出に時間がかかってしまうという点です。
しかし精度の高さには期待できるため、実際に不動産売却を進めたい場合におすすめの査定方法です。
査定後はいよいよ売却手続きへと進みますが、その前に売却と買取の違いについて理解しておきましょう。
売却とは、市場に売りに出すことで買主が見つかるまで売却活動をしていきます。
市場の価格で売りに出すことができますが、いつ売却できるかの予測は立てにくいです。
一方買取とは、不動産会社が買主となって直接取引することで、確実に売却することができます。
不動産会社は買い取った不動産にリフォームなどで手を加えて再販することを目的としているため、買取価格が割安にはなってしまうものの、早く手放したい場合や条件が良くない物件などには買取が適している場合があります。
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査定の前に自分で相場を調べておくと、価格設定の背景や値引きをする際の目安を把握することができます。
ここでは、相場を自分で調べる方法をご紹介します。
レインズ・マーケット・インフォメーションは、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営しているサイトで、不動産会社から取集したデータを参考に、一戸建てやマンションの実際の取引事例を地域ごとに調べることができます。
価格推移などのグラフを見ることができるのも特徴の一つです。
土地総合情報システムでは、不動産購入者のアンケートを元に算出した相場を見ることができます。
こちらのサイトでは、土地の取引事例も調べることができますので、土地だけの売却価格の相場も把握することができます。
物件情報が掲載されている不動産情報サイトでも価格相場を見ることができます。
エリアや物件種別の条件を絞ることで、類似物件の売り出し価格を調べることができるため、参考にしやすいです。
ただし、あくまで売り出し中の価格であり、その価格で売れるという保証はありませんので、参考程度に調べるようにしましょう。
上記の3つの方法はインターネットで簡単に試せるため、査定依頼を出す前に自分でも価格相場を調べるようにしましょう。
また、売却したい物件があるエリアの売却状況を確認するのもおすすめです。
周辺物件との差が開き過ぎていないか知っておくことで、価格調整がしやすくなります。
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ここでは、査定依頼時に知っておくと良いポイントについて解説していきます。
不動産売却をする理由として、売主様それぞれに事情があります。
売却していることを知られたくない場合や、離婚による売却で早々に手放したい場合など、売却に関する悩みや希望は必ず不動産会社に伝えるようにしましょう。
また、建物の傷みや故障している設備に関して、価格に響くことを恐れて伝えずにいると売却後のトラブルに繋がりますので、必ず査定時に相談するようにしましょう。
不動産売却後は新たな家を探して購入する場合が多いです。
その際には、なるべく売却と購入は同じ不動産会社に依頼するようにしましょう。
売却と購入を同時に進める上で一番大切なのは、タイミングです。
タイミングを合わせないまま進めてしまうと、ダブルローンに陥ったり、資金計画が頓挫したりする可能性があります。
これらを防ぐために売却と購入を同じ会社に依頼することで、手続きを並行して進められるほか、スケジュール調整もスムーズにできます。
不動産売却査定時には、販売事例や路線価からある程度の査定価格を算出することができますが、不動産購入時に取得した書類も用意するようにしましょう。
設計図面や売買契約書には建物の概要が記載されているため、注意点や特徴を反映することができるようになります。
また、売却時にはこれらの書類が必要となるため、売却が決まってから慌てて書類を探すよりも事前に用意しておきましょう。
購入検討者から、書類の確認をお願いされる場合もあります。
こういったケースで、書類の不備によって話が進まないこともあるため、査定依頼時には準備しておくようにしましょう。
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不動産売却において、最初の価格設定が非常に大切です。
相場とかけ離れてしまうと条件が良くてもなかなか売れない不動産になってしまいますが、適切な価格設定をすることで売却がスムーズに進む可能性が高くなります。
そのためには、自分で相場を調べる方法や査定依頼時の注意点を把握しておく必要があります。
準備をしっかりとおこない、納得のいく不動産売却を実現させましょう。
株式会社ミライズでは、不動産売却査定を24時間無料で受け付けております。
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